協働NPO法人関係者コメント

南丹エリア事務局担当

特定非営利活動法人はぐラボ 代表理事 田中美賀子さん

子育て引っ越し南丹プロジェクトの期間中に亀岡市に転入された妊娠中や子育て中の方の何人かが候補にあがりましたが、本事業を利用しませんでした。理由は、亀岡市では転入届けを出されたら、子育て包括支援センター「Bcome」に案内する仕組みがあり、転入時にあらかじめ顔を合わせて「その家庭が必要とされている様々な情報」をお知らせすることができたからです。
その他に、 他府県から京都府内への引っ越しをされる方から「引っ越し前に地域の子育て支援情報を知りたい」と連絡が入り、地域の支援者と直接連絡が取れるようにつなぎました。結果的に、お子さんが入るサッカークラブも紹介され、ユニフォームもいただいたとのことでした。
引っ越しをされる方が、引っ越しをする前に転入先市町村の子育て支援者とつながり、そのご家庭が必要とされている支援情報をつなぐことが効果をあげた事例です。「引っ越し後に、引っ越し前の今まで通りの生活ができる」支援が望まれています。

南丹エリア訪問担当

特定非営利活動法人グローアップ代表理事 秋田裕子さん

グローアップでは、南丹市の委託を受けて訪問型の妊婦訪問と産前産後サポート事業を実施しています。
妊婦訪問は、妊娠中に家庭に訪問をして出産することに対する本人の喜びや不安な気持ちをうけとめて出産や子育て支援の情報を提供しています。
産前産後サポートの対象は、妊娠中と生後4カ月以内の赤ちゃんのいる家庭であり、サポート内容は主に訪問型の家事援助です。
子育て引っ越し南丹プロジェクトを実施するにあたっては、転入して、生後4か月以上のお子さんのいるご家庭へのサポートを行いました。下のこどもの検診時に同行案内をして、検診中は上のこどもと遊びながら待つこともありました。
南丹市にはさまざまな子育て支援事業がありますが、住み続けていたら使える支援があるのに、転入により対象から外れて支援が使えないこともありました。
今回は引っ越しをテーマに事業を実施しましたが、制度の隙間をつなぐ事業として活用できました。